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徹底検証 大阪vs東京 ホームレス編

東京街歩きをして気がついた点をどんどん書き連ねていきたいと思います。

その1.ホームレスタウン比較
もちろん日本最大のホームレス密集地は大阪市である。東京23区より多い。
人口比でのホームレス密度は東京の3〜4倍?
(大阪市260万人:ホームレス6600人、東京23区850万人:ホームレス6000人)
東京でホームレスが多そうな台東区を歩いてきた。

上野駅
上野です。大阪で言えば天王寺みたいな所です。ホームレスタウンも近く、動物園もある。
アメ横はニダーとシナーばかりだった。一昔前は、偽造テレカを売るイラン人だらけだったのに。

上野といえば「聚楽」。建物の真上が上野公園。
上野駅から不忍口方面に出ると見える、上野百貨店ビルの「聚楽」。とんでもなく古臭さを残すレストラン。
1階の大部分が使われていない。老朽化のためだろうか。
早速上野公園へ入った。入口の階段を上がって右側すぐに西郷隆盛の銅像がどどーんを立っているのだが、その後ろ側一帯がホームレステント村になっている。

上野駅前一等地ホームレス村
大阪・天王寺公園の周囲はあまりにホームレスが多すぎるので、大阪市は天王寺博覧会を開催した1987年以降公園の周囲に鉄柵を張り巡らせて、ホームレスの侵入を拒んだのだが、上野公園はまだそれほど酷くはない。ただし上野公園はかなり面積が広い。

ご丁寧に鉄柵に囲まれている。完全にホームレス村
やはり大阪と同じくホームレス村の周囲は意識的に通行人も避けて通る。人っ気がない所にこうしてご丁寧に鉄柵に囲まれたホームレス村が点在する。しかし上野公園の場合、ホームレス村が公園外の歩道にまで溢れ出ているような状況にはない。もちろん公園が広いからだが、割合からしても天王寺公園よりは圧倒的に少ない。

次に東京ホームレスの聖地・山谷に向かう。




東京メトロ南千住駅
山谷と言っても、大阪・釜ヶ崎と同じく、山谷という地名は現存していないので、わざわざ調べなければその場所はわからないのだが、最寄り駅は南千住だということで、やってきた。
大阪のように電車の車窓から一目で分かるような場所にないのが、東京ホームレスタウンの特徴である。

南千住陸橋から南側、そこが山谷地区
南千住駅を降りてすぐの陸橋を渡り南側へ。さっそく「ドヤ」らしき簡易宿泊所があちらこちらにある。相場は2200円とか2500円とか。陸橋から南側に歩くと「泪橋」交差点があるが、ここがどうやら山谷地区の中心らしい。泪橋交差点あたりが荒川区と台東区の境目になる。

山谷の街角。街並みは汚いが危険さは全然感じない。
だが、ここが山谷地区の中心だと言われても、どうもピンと来なかった。
釜ヶ崎で見たような、よそ者を受け付けない殺伐さが全くないのだ。

確かに道行く人はボロを纏った労働者風のオッサンが多いが、子供連れの奥さんや学生なんかが普通に歩いているし、釜ヶ崎のような危険な匂いは微塵も感じない。新今宮駅前のように幹線道路に廃車がほったらかしになっていたり、ゴミやらリヤカーとかホームレステントで歩道が占拠されていることもない。
よく見ると普通に住宅街だし。拍子抜けした。

これが東京最強の風景か。大阪の足元にも及ばない。

山谷のドヤ街の中には労働者よりも外国人旅行者を受け入れるゲストハウスもある
山谷からは歩いて15分程で浅草に行く事も出来る。観光拠点として立地条件も悪くないので、外国人旅行者を受け入れるゲストハウスも多い模様。

山谷のドヤ街。隣には小学校。
釜ヶ崎は見るからに危険で、そこらじゅうに昼間っからワンカップ酒を煽って道端に倒れるオッサンらで溢れかえっているわ、どう見てもヤクザな兄ちゃんが闊歩してるわ、公道を占拠して道の両側に居酒屋のバラックが並んでいる無法ストリートや、盗品市が並ぶ一帯もあるわでヤバ過ぎだが、東京・山谷にはそのような風景は表向き見当たらない。いや、もしかしたら見逃しているのかも知れないが…しかし一見して違いは歴然だ。山谷は全然「マシ」である。

独特な造りの建築物は吉原遊郭の名残
やはり、大阪釜ヶ崎の目の前に飛田があるように、東京山谷の目の前に吉原がある。
ドヤ街と遊郭はワンセットなのだろうか。しかし東京の遊郭として映画の題名にまでその名が出ている、有名な「吉原」。その場所が分からなかっただけに「見返り柳」を発見して感慨ひとしおである。

かつての遊郭街の建物は古風な料理店や居酒屋などに変わっていて、一見すると「旧遊郭街」で今は残っていないのかと錯覚するが、肝心の風俗店はまた別な場所に現存していて、今でも日本一のソープランド街として吉原の名を轟かせている。

山谷 - wikipedia
吉原 - wikipedia

大阪vs東京 ホームレスタウン比較まとめ

大阪市は東京都と比べてもホームレスに対する施策が不十分であることが一目瞭然である。
特に自立支援センターの定員は、東京の半分以下ですよ。
大阪 東京
ホームレス人口(2003年) 6603人 5927人
ホームレスの人口比 1/400 1/1440
生活保護率最高地点(※1) 150.8‰(西成) 38.8‰(台東)
ホームレスの多い場所 西成区・浪速区の全域
阿倍野区・天王寺区の一部
天王寺駅・難波駅・梅田駅
中之島・大川河川敷
淀川河川敷・大和川河川敷
大阪城公園・扇町公園
久宝寺緑地・大泉緑地
新宿区・渋谷区・台東区・墨田区
山谷地区・浅草・隅田川・荒川
代々木公園・上野公園(※2)
ドヤ街 釜ヶ崎
西成区萩之茶屋・太子・山王
完全なる労働者のまち
(一応、地区に小学校などもある)
一般人の往来は抵抗あり
山谷
台東区日本堤・荒川区南千住
労働者街に住宅街が混在
一般人の往来も普通にある
街並み 青テントの数の多さにびっくり。電車の窓から、道行く先から至る所でお目に掛かれます。
大阪市役所の市民ロビーはホームレス休憩所と化している
大阪よりは明らかに少ないが、一見すると目立たない場所に大規模なホームレス村がある。
新宿都庁前など、ランドマーク的エリアからは完全に排除されている
ホームレスの出身地 九州・沖縄・四国・中国 東北・北海道・北関東
シェルター・自立支援センター シェルター
大阪城公園・長居公園など
自立支援センター
西成、淀川、大淀、舞洲に2ヶ所
一時保護センター
大田・板橋・江戸川・荒川・千代田区
自立支援センター
北、中央、豊島、墨田、渋谷区
自立支援センターの定員 490人 1010人
変死するホームレスの数(年間) 210人(※3) 記事なし(情報求む)
※1.大阪市西成区は2004年時点、東京都台東区は2005年時点のデータ
※2.東京は調査不足のため分からない地域が多い。現地人による情報補完希望。
※3.「5年間で1052人」。詳細はこちら

東京・西新宿の都庁連絡通路。ホームレス座り込み防止の嫌がらせオブジェで完全にシャットアウト

対する大阪・梅田の高架下通路。ホームレス避けの鉄柵で通路が半分塞がっている上に
余ったスペースにホームレスが座り込んでいる

ホームレスにまるごと占拠されて公園の機能を完全に失った「西成公園」

西成区北津守・木津川。テントを建てる場所がないのでこのような危険な運河の岸壁に建てるしかない
参考記事
現行ホームレス施策の概要等(PDF)
livedoor ニュース - ホームレス対象の自立支援センター「杉並寮」開設へ
自立支援センター利用実績(06年2月末付)は、入所者累計数が6315人、退所者累計数が6039人。そのうち就労自立者は3084人で、就労自立率は51%。
公園に「住所」認められず、ホームレス逆転敗訴-大阪市問題まとめサイト:イザ!
大阪市のホームレス6600人に対し、自立支援センターの定員はわずか490人です。
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