三セク放漫経営による経営危機を脱出できるか USJ
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ユニバーサルスタジオ・ジャパン

総事業費2030億円・USJは大阪市出資比率25%の第三セクターだった!大阪市トップの天下りによる放漫経営で2年目にして経営危機!産業再生法適用・外国人社長交代・外資企業化で脱三セク体質&経営方針転換
5年目を迎えるUSJの現状をレポート。

2004年レポート
2005年・USJ外資企業化
アトラクションめぐり
楽しいストリートパフォーマー達

変わるUSJ、マザーズ上場、ジェットコースター誕生。

デイリースポーツ:スヌーピーも祝福!USJが上場

「大阪最後の星」USJ三セク借金地獄脱出への道


ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
大阪経済再生の切り札、そして大阪市の第三セクター
戦後から加速した東京への一極集中体制と人材の流出。大阪経済の地盤沈下が進む中、京都・奈良・神戸に比べ観光資源の乏しい大阪の街を観光地化するために1990年代から大阪ベイエリアに次々と観光施設の目玉となるハコモノが誕生した。

「海遊館」のある天保山一帯はその代表例で、大阪観光地化計画の数少ない成功例だ。

だが、大阪港の向こう「大阪の孤島」南港に建てられた西日本最大のノッポビルと巨大商業施設等など、採算性の全くないおバカなハコモノを乱発し、一気に大阪市の財政を崖っぷちぎりぎりの状態に仕立て上げた。

大阪財政悪化のA級戦犯である前市長の磯村隆文氏は総額1億3810万円もの退職金を手にして、その後も帝塚山学院の理事長に就いてのうのうと暮らしていた。(後に厚遇批判を浴び理事長を辞任)

そして2001年3月31日、大阪ベイエリアに超巨大テーマパークが完成した。
アメリカ映画のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。
日本国内で初めて、東京の外れの浦安ネズミーランドに匹敵するほどの巨大遊園地プロジェクトだ。本当は「ユニバーサルスタジオオーサカ」にしたかったらしいが、略称がUSOとなるのでやめたらしいw


なんか熱いメッセージ。
この記念碑がどこにあるかわかりますか?
運営会社はディズニーランドのような民間会社ではなく、アメリカのユニバーサルスタジオ社と大阪市と民間企業44社の出資する会社。すなわち第三セクター。

大阪市は株式会社ユー・エス・ジェイの株式を25%所有する、筆頭株主だった。

USJの総事業費1700億円だが、追加投資の結果最終的には2030億円、そのうち金融機関からの借入金は1250億円を越え、返済利子が年100億円という状態である。

当然大阪市の出資が入っているので大阪市民の税金が投入されている。
その額は約500億円。




「ハリウッド」にこだわらず「家族で楽しめるテーマパーク」へ
USJ5年間の軌跡


ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 敷地面積54ヘクタール(パーク面積は39ヘクタール)、初年度の目標入場者数は年800万人。
だが多額の借金の返済のために「年間1000万人」程度の入場者が居ないと黒字運営ができないという。

開業1年目こそは入場者数1100万人を達成したものの、2年目には大阪市第三セクターならではの杜撰な経営がマスコミに伝えられ、USJへの入場者は760万人に激減。不祥事の影響を受け、大阪市幹部の天下りだった経営トップ二名(土崎敏夫氏・阪田晃氏)は退陣。当時から三セク天下り体制を批判されたにも関わらず次期社長にはまたしても大阪市トップ天下りの佐々木伸氏。USJだけでなく海遊館の建設にも関わっている。

3年目は前年度の汚点を払拭するため「不祥事ごめんなさいパス」(正式名称:フレンドリーパス・6900円)を発行。入場者約990万人と大幅増、代わりに客単価が減る。一方で「チケット安売り」によって客層にDQN率が増えるなど弊害も出る。

USJで初めての「民間人社長」グレン・ガンペル氏を迎えた4年目以降は経営方針を大胆に改革。新アトラクション「スパイダーマン」の導入、それまで弱点だった「子供向けキャラクター」の拡充のためにユニバーサル映画の枠と捉われず、「ハローキティ」や「鋼の錬金術師」を導入して客足を繋ぎとめる。

当初の「ハリウッド映画のテーマパーク」というスタンスを完全に逸脱した経営方針に批判も出たが、「子供向けキャラ」が弱かったUSJが小さい家族連れの客を取り込めなかった反省を活かした判断。結果、家族連れの支持を集めることに。(ハガレンは子供向けじゃなくてヲタ向けだが)


「産業再生法適用」 USJは外資企業化で経営再建に道筋


それでも入場者は採算が取れない「年間800万人ペース」。愛知万博があった2005年はさらに入場者の減少を心配したが結果は前年度比で20万人増と、杞憂に終わる。それでもUSJは膨れ上がり続ける借金をどうにかするため、5年目に「事業再構築計画書」を経済産業省に提出。「産業再生法適用」となった。

債務650億円の借り換えと、アメリカの大手証券会社ゴールドマン・サックスなどを引受先に250億円分の第三者割当増資を実施、当初の1250億円の借入金のうち残る814億円について、債務の返済に道筋をつけた。

現在USJの筆頭株主は大阪市ではない。

大阪市の株式保有比率は25%から12.9%に下がり、その代わりにゴールドマン・サックス証券が筆頭株主に。現在GSの株式所有率は42.75%で、今年6月には佐々木会長も辞任して、大阪市の手からほとんど離れることになる。

三セクから外資企業へ。大阪市民の血税もアメリカのハゲタカファンドに食われていくことになるわけで、それはそれで胸が支える思いだが、経営能力無しの三セク幹部に食い荒らされて潰れるよりはマシ。

USJは他の三セクダメポ物件とは違い、大阪経済復興の一番星だから、生き残ってもらわなければ困ります。

USJ経営の歴史
時期 会長 社長 主な出来事 入場者数
開業前 佐々木伸[天下り] 土崎敏夫[天下り] -
1年目(01/3~) 土崎敏夫[天下り]
(※2002年10月退任)
阪田晃[天下り]
(※2002年10月退任)
開業 1102.9万人
2年目(02/3~) 不祥事問題続発 763.7万人
3年目(03/3~) 誰やっけ?
詳しい人教えてください
佐々木伸[天下り]
(不祥事後のトップ辞任で
社長として再任)
フレンドリーパス導入 989.9万人
4年目(04/3~) 佐々木伸[天下り]
(※2004年6月から
2006年6月退任予定)
グレン・ガンペル[民間]
(※2004年6月から)
GLAYコンサート開催
スパイダーマン新登場
年間パス登場、大幅割引
810万人
5年目(05/3~) 鋼の錬金術師プレミアツアー開催
ハローキティなど、子供向けキャラの導入
愛知万博の影響は予想以下だった
831万人
6年目(06/3~) ピーターパンのネバーランド新登場
新ゾーン「ランド・オブ・オズ」7月登場
USJはテーマパークとして十分成功している。が、事業としては…
TDLは開業5年で5300万人、USJは4500万人。比較しても大きな差は無い。(→読売新聞記事
事業としては成功していると言ってもいいが、経営状況が深刻なのは、初期投資の時点で官主導ならではのムダがあったと考える他ない。

これまでのUSJ幹部
土崎敏夫 どざき・としお
「陰の市長」と呼ばれた大阪市の大物実力者。詳細は大阪市問題まとめサイトにて。
2002年の不祥事問題で会長職を引責辞任。2005年9月25日、大阪市助役を退任。(→読売新聞
佐々木伸 ささき・しん
海遊館とUSJの建設に携わった人物。市港湾局を経て1992年に大阪市助役、1997年にUSJ会長に。
現在再び会長職に。(→詳細
阪田晃 さかた・あきら
USJ開業当初の社長。
市港湾局を経て1999年から2002年の不祥事問題で引責辞任するまで社長を務める。(→詳細
グレン・ガンペル
2004年6月に就任した、USJ初の民間人社長(笑)経営方針転換でUSJ復活の道を作り上げられるか。(→詳細

USJ関連記事をネットで漁ろう!
USJホームページ
「USJ」のgoogleニュース検索
USJ「産業再生法」適用
USJをUSOに!
探偵ファイル:「巨大テーマパークの噂」
江草 乗の言いたい放題:オレにUSJを売ってくれ!

USJのツボ:事業分析(マネーのツボ)
→USJの経営の軌跡を振り返り、経営陣に助言を与える内容。かなり詳細です。おすすめ。

スポニチ:トップに聞く・USJ会長佐々木伸



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大阪ベイエリアダメポぬるぽめぐり

WTCコスモタワー
1193億円

海の時空館
176億円

ふれあい港館
59億円

OTS線
850億円

天保山・海遊館
大阪市港区

ATC・ITM棟
1465億円
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