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USJ外国資本化…「三セク経営」の終結
2005年、USJ開業から4年と4ヶ月、お盆休みが明け、マスコミ各社はUSJが「産業活力再生特別措置法」の適用を申請したことを報じ、同社の経営に赤信号が灯ったことを告げた。 それは、史上最悪の「大阪市三セクダメポの法則」にUSJが引きずり込まれる前の、USJ自身の賢明な判断だった。 USJの株式を、アメリカの大手証券会社ゴールドマン・サックス(GS)が大量所有。株式所有率は大阪市のそれを上回り、事実上USJの経営権はGS社の手に委ねられる形になった。 経営陣から大阪市幹部天下りOBも退く。USJと海遊館の建設計画に携わった会長の佐々木氏も6月に引退予定。 つまりUSJは徐々に「第三セクター」ではなくなるわけだ。 厳密にはまだ大阪市も株主だが、かつてのような主導権はもうない。 またUSJは外資系銀行、国内銀行から新たに650億円の増資を受け、1250億円という莫大な借入金にまとわりつく利子のコストを和らげる為にまずは借金の返済、次に新アトラクションの整備に使われる。 (→産経新聞記事/朝日新聞記事/日経新聞記事) 2005年8月に再びUSJ前に訪れると、相変わらず多くの観光客で賑わっていた。 しかし以前と違ったのは、やけに「子供向けっぽく」なったなという点であった。 スヌーピーとか、セサミストリート、シュレック、子供に馴染みやすいキャラを全面に押し出していた。 これが新社長率いるUSJ改革の一端である。 2004年から経営陣が変わり、USJの社長が今までの三セクの悪弊「市幹部OBの天下り」ではなく初めて民間人から採用されたのである。アメリカ人のグレン・ガンペル氏である。 ディズニーランドとUSJを見比べて、子供の世界・夢の世界としてテーマパーク性を徹底させるディズニーランドのやり方に対して、USJは子供の世界としての役割を果たしているか、という点が反省点となった。 USJの世界である「ハリウッド映画」は、大人向け・青年向けであっても、子供向けかと言えばそうではない。一目見てわかるディズニーキャラのような愛着さもいまいち。そこに着目した新経営陣は、USJにもっと「子供向け」要素を盛り込む方針を決めた。 その結果が「ハリウッド」に捉われない、「USJ子供の世界化計画」とも呼べる幅広い客層の取り込み作戦。 代表的なのが「ハローキティ」の導入。当然ハリウッドとは全然関係がない。世界観を統一しないテーマパークって…みたいな批判もある。 だがそれを押し切って実行に移したUSJ新経営陣。その判断はUSJをどのような場所に変えて行くのか。 >3ページ目に続く
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