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山が削られ住宅地とゴルフ場で虫食いだらけの裏六甲神戸以外に住んでいる方は「神戸」という街のイメージを聞くと、なにやらオシャレなイメージを思い浮かべる人も多いだろう。私自身も、神戸と言えば六甲山の南側の神戸しかイメージできない。 六甲山を眼前に広がる街並みの美しさは、神戸が「百万ドルの夜景」などという言葉が初めて使われた街として有名なものだが、その神戸のイメージとはかけ離れたもうひとつの「神戸」が六甲山の向こうに存在するのだ。 今回訪れたのは神戸市西区、北区、それから三木市。 いずれも三宮などの神戸市街地から遠く離れた場所にある、郊外の町である。 だがこれらの町に神戸市、もしくは兵庫県が建てたダメポ物件がどどーんと建っているのだ。 今のインターネット社会は便利なもので、ブロードバンド環境があれば誰にでも航空写真をGoogle Mapで閲覧できるのだが ぜひ神戸市北部の航空写真を見ていただきたい。ゴルフ場と住宅地で虫食いだらけの姿が見えるであろう。 これも神戸の姿なのである。 震災がトドメを刺した「株式会社神戸市」の終焉
その「株式会社神戸市」はバブルが崩壊し、震災がトドメを刺し、終焉を迎えようとしている。 ご存知のとおり神戸市は1995年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」(正確には兵庫県南部地震、以下「阪神大震災」と表記する)で壊滅的な被害を受け、その時の災害復旧でとてつもない額の地方債を発行して、莫大な借金をして街の再生に充てた。(→財政破綻度ランキング) 実際問題、神戸市は大阪市より先に破綻するだろう。 同じく震災関連で隣接する芦屋市・西宮市の状況も深刻だ。 神戸市の財政破綻の要因は震災ばかりに目が行きがちになるが、実は大阪市同様、ダメポ三セク物件による赤字垂れ流しの実態が存在する。その代表的な施設が第三セクター「神戸ワイン」が運営する「神戸市立フルーツ・フラワーパーク」。 もともとは神戸市北西部の農業振興を目的とした団体で、西区押部谷町にある「神戸市立農業公園」(神戸ワイン城)を1984年から運営していて、「神戸ワイン」なるオリジナルワインを、関連法人である「財団法人神戸みのりの公社」が、自家製でぶどうを栽培する所からすべて一括生産・製造している。 まずはこの二ヶ所の施設がどのような現状なのか、レポートしてきた。それからもう一ヶ所は三木市にある「三木総合防災公園」。 「阪神大震災」による都市に対して起こる直下型地震対策として、行政は震災対策を名目に防災施設の整備を進めることになった。 大阪市にも「阿倍野防災センター」があるように、防災施設は日本各地に沢山作られたはずだ。その中でもとりわけ莫大な費用をかけて作った「三木総合防災公園」が目立つ。総工費560億円。 公園一つに560億円。どんな公園やねん。 気になるので、ついでに取材してきた。 >1ページ目に続く |
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